193-195日目 熊鈴チリリン、知床国立公園
大型台風が北海道を過ぎるのを待ってから、とうとう知床国立公園に自転車で入りました。ヒグマの密集度が世界から見てもとても高い地域で、自転車で行くのを実はすごく嫌だと思っていたのですが、この熊ベルを買ったら少し安心しました。しかしこの飾りに付いてる熊、絶対会いたくない姿!だけど一人でプッと笑って自転車のハンドルにつけました。チリンチリンと結構音がよく響いてくれて、小さな事なのに偉く私を落ち着かせてくれました。
知床半島はとても雄大で綺麗な山が連なる、みなさんご存知の通り、ユネスコの世界自然遺産です。冬にはその連山が真っ白に染まり、流氷が漂着して今とは全く違う、本当に美しい景色を見せてくれるそうです。うう、それも見てみたいですねー!
見て下さいこのヒグマの手の大きさ。既にある恐怖心を更に肥大させる必要はないんですけど、会いたくない相手のサイズを一応チェックしてみました。このマッチにはとても勝てそうにない・・・。
知床国立公園に入ると、オシンコシンの滝という結構大きな滝や、マスの遡上を川で何度も見かけながら、知床五湖へも行きました。(坂はきついけど自転車は駐車料金がタダでしたよ皆さん!笑)10分間の主に熊についての注意事項のレクチャーを受けた後、5つの小さな湖の周りの森の中の遊歩道をゆっくり散策することができます。熊のベルもあったし、他にも歩いている人がいたので、全くもって怖い思いはしませんでした。ホっ。とても静かでそれはそれは美しい自然の中を、少し緊張感を持って歩く感じがなかなか他にはない遊歩道です。
湖は鏡のように周りの全てを映し出していました。
ここでは時がとてもゆっくり流れるように感じられます。
倒れても尚、優雅な大木。
この知床あたりでは、自転車に乗っている時も歩いている時も、本当に何頭もの鹿とすれ違いました。その角が森の木々とすごく似ていて、まるで森とは一緒の家族なんだということを体で表しているようにも感じました。
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