58-59日目 絵になる倉敷の食卓は出会いの宝庫

Aug 4 • ブログ • 138 Views • No Comments

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (No Ratings Yet)
Loading ... Loading ...

Even construction sites are cute in Japan 日本では工事現場もかわいい

私が15歳の時にスペイン人の女の子と友達になった時、ちょっと驚いた事がありました。それは彼女が日本のアニメのテレビ番組をいくつも知っていたこと。確かドラえもんの主題歌をスペイン語で歌ってくれた記憶があります。最近ではアニメというと、日本観光の主目的の一つに挙げられるほど世界的にも知られる一大産業になりました。そんな文化は、日本の道路でもしょっちゅう見る事があります。普通だったら魅力的でも何でもない道路工事の場面も、日本ではかわいいピンクのうさぎが何百と並び、その横を自転車で通ると自然と笑顔になってしまいます。

四国と本州を結ぶ美しいしまなみ海道の次の日は、尾道から倉敷の街を目指しました。中学校の修学旅行で行った時に、本当にきれいで感動したことをよく覚えていたので、久しぶりに自転車で行けるのを楽しみにペダルを踏み続ける私。

倉敷では、こんなきれいな白鳥が私の到着を迎え入れてくれました。西日本有数の工業地帯である地域ながら、この美観地区は19世紀の白壁の町並みを散策できるとても美しい街です。

Swan in Kurashiki River 倉敷川の白鳥

白壁の並ぶ迷路のような街を、いい天気にも恵まれ、ゆっくり散歩の一日です。

Warehouses in Kurashiki 倉敷の白壁の町並み

倉敷川では川下りをしながら街を見ることもできます。

Kurashiki River 倉敷川

備前焼のカップでコーヒーブレイクをするのは、おいしい勉強になりました。鉄分を多く含む備前の粘土を使い、松割木を使って一年に一度ほどしか行われない窯焚きはとてもお金のかかる作業。薬をかけず、炎と松の灰が作り出す自然な焼き味が魅力の焼きもので、使えば使う程味のある見かけになり、そして更に、中に入れるお茶やお酒も使い続ける程に美味しくなるそうなのです。自転車の旅の途中でなければ、私も一つお土産に買いたかったな。

Having coffee in Bizen Ware 備前焼でコーヒータイム

街をぶらぶら散策していたら、昔ながらの提灯屋さんもありました。伝統的な柔らかい光で照らされて、倉敷の街が一層美しく見えます。

Lantern shop in Kurashiki 倉敷の提灯やさん

静かな一人散歩は、お昼の時間にがらりと賑やかになりました。素敵な和食のランチに寄ったお店はすごく混んでいて、しばらく待った末に相席で座る事になりました。ま、食事は多い方が楽しいし。

Pretty Japanese lunch in Kurashiki 倉敷できれいな和食のお昼

ご一緒になったのは私と年齢の近い二人で、私の働いていた業界でお仕事をされている人たちでした。突然ながら楽しく一緒に食事をでき、私が自転車で東京に着いた際には、ぜひまたおいしい物を一緒に食べに行きましょうと約束をしました。きれいな倉敷で新しい友達とお昼を食べられて、なんて嬉しい午後。

Pretty Japanese lunch in Kurashiki 倉敷できれいな和食のお昼

散策途中にうどん職人に見入る男の子を発見。

Udon maker and a little boy うどん職人と男の子

夕食では、倉敷の地元の人たちと一緒に食卓を囲みました。岡山県倉敷市の児島は、ジーンズや学生服などの繊維産業が日本一で、そのジーンズ業界で働くおしゃれな二人とご飯を食べる事ができました。一人旅なんてのはただのラベルの過ぎず、心を開いていれば新しい友達が次々に入ってきてくれる物です。

Had dinner with blue jean clothing makers in Kurashiki 倉敷のジーンズファッション業界で働く二人と夕食

がんばれ日本!

Ganbare Nippon We can do it, Japan がんばれ日本

日本の各地で様々な職業の人達に出会ってお話を聞けるのは、本当にいい刺激になります。この小さな島国が、こんなにもたくさんの美しい景色、食べ物、そして今のように日本が大変な時、助け合いの精神溢れる優しい人々によって作られているんだということを再認識する毎日です。私も微力ながら、そんな素敵でおいしい日本を世界中の人達に紹介することによって少しでも役に立てればと願いながら自転車の旅を続けています。海外の友人達と食卓を囲むことから始まったこの私のプロジェクトは、いま日本国内で、新しい友人達とたくさんの食卓を囲む機会を私に与えてくれています。

Comments! Yay!

« »

%d bloggers like this: