• 55日目 龍馬とカツオの高知へ

    Jul 26 • ブログ • 145 Views

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    「はい、どうぞ」 前日、松山の石手寺へ行っていた間に、駐車場のおばあちゃんが四葉のクローバーを摘んでくれていました。三人いた私たちみんなに一本ずつ。優しい・・・。私は石手寺の裏のトンネルを歩いてちょっと恐怖におののいていたのですが、この四葉ですっかり心暖められて大丈夫になりました。このおばあちゃんに松山でもらった幸運をとっておこうと、朝にこのクローバーをしおりにしてみました。 この日は優しいひかるさんが、私とネイト君を高知へとドライブに連れて行ってくれました。高知にはこの旅で自転車で行くにはスケジュールが合わないと諦めていたので、なんてラッキー!みんなで高知城にも行きました。 各地でお城に行くことが日常化してきていますが、その周辺で地元のおいしい物を頂くのが更なる楽しみ。高知ではカツオが有名なので、それを求めて市場を散策。すごい賑わいです。 その市場の中には、ずらりと酒の並んだ飲み屋さんもあったり。おいしい魚料理も食べられる、なんという絶好のロケーション。 さてうろつくことしばらく、ありつきました!実はこれを食べに高知へやって来たんです。カツオのたたき丼。高知って、カツオの消費量が日本一だそう。カツオと言えば日本食には欠かす事のできない重要な魚。ダシをとる鰹節は口にする事が多いですが、今回は新鮮なたたきを、ねぎとにんにく付きで。うおー美味しいっ! そうそう、高知城のすぐ近くで、「アイスクリン」を食べました。アイスクリームじゃなくて、アイスクリン。昔は各地でもこう呼ばれていたらしいですけど、今は高知の名物だそうです。トリプルでいってみました。 高知、土佐、と言えば・・・坂本龍馬!海のすぐ側の龍馬像の周りには、たくさんの人達が記念写真を撮りにきていました。私も、高知出身のスーパースターをパチリ! ドライブのお供にと、松山の坊ちゃん団子を買いました。3色のお団子、これが予想以上においしくて、私のツボに(お腹に?)はまりました。あんこと餅の中間みたいな食感なんですよ。 はまりすぎて団子の一個にはまっちゃった。この旅では本当に色んな物に変身する私。 優しいおばあちゃんにもらった四葉のクローバーが、既に楽しい四国訪問に更なる幸運をもたらしてくれたよう。高知から松山に戻ると、ひかるさんのお母さんが、こんなにきれいなちらし寿司を作ってくださっていました。「Sushi」っていうと、外

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  • 54日目 松山のミュージシャンと見る日本の伝統

    54日目 松山のミュージシャンと見る日本の伝統

    Jul 14 • ブログ • 163 Views

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    お分かりの通り、松山のミュージシャンというのは上の写真の人ではありません。(笑) 沖縄から乗ったフェリーで知り合った三味線奏者の三好輝(みよしひかる)さん が愛媛県は松山市にお住まいで、四国に来る時にはどうぞ、とお誘いくださったのです。お言葉に甘えて、岩国から何日か着いてきたネイト君も一緒に、松山のお宅にお邪魔させて頂きました。 しばらく前の記事にもちょっと書いたのですが、袴姿のひかるさんと、びしょぬれのオレンジの雨合羽姿で出会ったのはこの1ヶ月半程前で、沖縄の本部港で鹿児島行きのフェリーを待っていた時でした。お互いの一風変わった姿から話が弾んでお友達になったのでした。 ひかるさんは三味線奏者なのですが、実はもともと琵琶を弾いていたそうで、私は生まれて初めて琵琶を生で見て、触らせてもらうという貴重な体験をしました。ひかるさんが弾くと、こんなにとても上手です。 松山といえば、夏目漱石の「坊ちゃん」にも登場する道後温泉が有名。ゴールデンウィークで激混みだったのですが、ここまで自転車でやって来て道後温泉に入らないなんてあり得ない。芋の子状態でしたがちゃんと入りました。 ひかるさんのお宅では、鉄瓶でお湯を沸かしてコーヒーを入れて頂きました。鉄瓶を茶道の時には使った事はありますが、日常で使うのを目にしたのは初めてでした。お茶がこちらで沸かした方がとてもおいしいのだそうです。私の読んだところでは、鉄瓶は使えば使う程沸かす水が美味しくなるということで、しかも沸かしたお湯が冷めにくいという利点もあります。 ひかるさん家にはいろんな和のものがありました。その一つに和ろうそくがあったのですが、私がそれに気付くと、なんとその高い蝋燭に火をつけて普通のろうそくと比べて下さいました。和蝋燭は、ハゼの実から取った蝋を職人の手で和紙などの芯に年輪のように巻き付けて作られています。放つ光がパラフィンのろうそくよりも強く、煙が少なく、そして長く燃え続けるという、質の高い日本の伝統的な蝋燭です。若干光が黄色く温かく見受けられました。 伝統音楽を少し楽しんだ後、お昼に地元の人が行く鍋焼きうどんを食べに行きました。頼んですぐに、アツアツの鍋焼きうどんが登場。ダシがとってもおいしい!シンプルな日本食は、材料の質や新鮮さがとても大事にされます。強い味付けや香辛料で隠す事ができないし、それを必要としない豊かな食

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  • 52-53日目 平和を味わう広島

    Jul 4 • ブログ • 161 Views

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    美しい岩国に滞在した後、泊めてくれた自転車好きなネイト君もゴールデンウィークの始めということで、何日か私の後についてくることになりました。2時間ほど自転車に乗った後、10分そこそこのフェリーに乗って初めて宮島へ!UNESCOの世界文化遺産であり日本三景の一つ、厳島神社を訪ねに行ってきました。海の中の鳥居が見えてきましたよ! 実は私も鳥居の周りをカヤックしたかった(すごく)! この日私たちが厳島神社行った日はすごい引き潮で、海の水の中にあるはずの神社の地面が出ちゃっていました。 水に浮いている神社を見たかったのですが、これはこれということで、せっかくだから神社の下をのぞいてみました。床の裏には、床板の場所の番号や、寄付をした人達の名前や住所が書かれていました。 広島と言えば、牡蠣!有名な神社を見に自転車で来て、友達と海辺で牡蠣焼きを食べる。なんて幸せな一日でしょう。 宮島はしゃもじが有名ですが、なんとこんなに巨大なしゃもじを発見!これなら人2、3人くらいすくえそう。 広島のお菓子と言えば紅葉饅頭。ほくほくの出来立てを宮島で食べました。 竹輪も発見。これは外国人が見たら何だろうと思うでしょうね。英語版のブログの方で説明したくて写真を撮りました。焼きたては特にふわふわして本当においしいですよね〜! 広島の晩ご飯ターイム!初めて広島風お好み焼きを食べに行ってみました。ヤキソバが入ってボリューム満点。キャベツが山盛りだよ! 私みたいに食べるのが遅くても鉄板でいつまでも温かいから嬉しい。 次の日には広島の平和公園へ行きました。原爆ドームは近くで見ると、今でも原子爆弾の威力を感じる事ができます。修学旅行で見た時よりも今の方が、衝撃が大きかったです。これも世界文化遺産の一つに登録されています。 平和記念資料館も、大人になってから見ると更に、平和への念が強くなって感慨深かったです。赤い玉が爆心地で、広島の街が一瞬にしてなくなったのが分かります。 世界各国が所有する核弾頭の数の多さには驚かずにはいられません。戦争の時だけでなく、これを作る段階での核実験でも、美しい自然や動物達、そして周辺に住む人間達にも多大な悪影響が及ぼされます。ここへ来ると、全核爆弾の排除と、そして戦争がなくなることを改めて願わずにはいられません。 世界平和を願う全国から持ち寄られた千羽鶴が、所狭しと捧げられています

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  • 50-51日目 歴史の中を歩く美しい岩国の錦帯橋祭り

    Jun 29 • ブログ • 137 Views

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    山口県岩国市に向かった時はラッキーなことが重なって、ネイト君というアメリカ人の英語の先生の家に泊めてもらえることになりました。そのお宅に向かう前に、岩国の美しい城下町や山の上の岩国城などを散策していたら、地元の方に、錦帯橋祭りという一年に一度のお祭りが次の日にあるということを教わったんです。ネイト君に会った後、次の日一緒に行ってみようということになりました。 お祭りに行く前に、フレンチトーストの朝ご飯を作りました。友達と食べるたっぷりの朝ご飯はほんといいですよね。美味しいコーヒーがあればもう最高!(私コーヒーに目がないもので。) お祭りの日は、橋の周りの河原で大きな骨董市が行われていました。こんな色とりどりの着物の布や、様々な物が売られていました。模様が本当にきれいだな〜! 骨董市ってどこの国でも(私の行った事のある場所だけど)必ずこんなかっこいいスタイルの、ヒゲのおじさんがいる。 侍の甲冑などいかがでしょ? こんなカラフルの骨董市での私たちのお買い物は、地元の有名な岩国寿司。押し寿司が四角く切ってあります。お祭りにピッタリな華やかな色のお寿司を食べながら、お祭りが始まるのを待ちます。 このお祭りでは一日中色んなイベントが行われているのですが、そのメインが錦帯橋を渡る、一時間ほどに及ぶ大名行列です。豪華な着物の衣装を着た人達が、ゆっくりと楽器の演奏をしながら橋を渡ってきます。河原では、それに会わせて鉄砲隊がバンバン鉄砲を打って、まるで戦国時代。 行列が橋を渡り終えた後、城下町で着物の人達を発見!映画のセットにいるみたいです。 そしてなんとなんと超ラッキ〜!!殿とお姫様にも遭遇できました。こんなにお近づきになれるとは〜!(笑) 岩国城から海まで見渡せる街の景色はなかなかのもの!錦帯橋がホラ、見えるでしょ? 小さな女の子も、楽しそうに橋をお散歩していました。 岩国の美しい街とこの橋は、まるで私を歴史の中を歩いているような気分にさせてくれました。時に私達は新しい物ばかりを追いかけてしまいますが、そうしてできた物は必ずしも心に残る情景ではありません。時代を超えて今も楽しまれているこの美しさを、400年前の人々も友人達と楽しんだのでしょうね。この日の私達のように。

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  • 48-49日目 ケーキを売ってサムライ屋敷で一休み

    Jun 23 • ブログ • 135 Views

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    トラックの横をホコリにまみれて国道を行くつまらない一日になりそうだと思って自転車に乗っていると、5、6人の人達がケーキの写真を持って手を降りながらガソリンスタンドのような呼び込みをしているじゃないですか。そのままスーっと通り過ぎました。が、いや待て。ケーキ・・・。ケーキ? 回れ右!くるっと引き返し、山口県は宇部市に新しくこの日オープンしたケーキ屋さんに顔を出しました。戻ってきた私を見てとても喜んでくださった呼び込みのみなさん。クッキーを買った後、一緒に呼び込みに参加しちゃいました。私の人生は全てノリ!(笑)手を降りながら叫んでいると、道路の向こうにもう一人のチャリダーがやってきた!でも彼はこっちを見たけどそのまま行ってしまいました。あ〜仲間に入れば楽しかったのにー。 なんて理想的な絵だ、これ。ケーキとピンクの自転車。つまらない一日だって、ほら、一気に楽しくできるのさ。 前回のブログの記事にも書いた通り、山口県のこの辺はふぐが有名。看板にもふぐの警察官が笑顔で敬礼してる! この日は強風でした。しかも一日中向かい風。さっき買ったきなこクッキーなんかをつまみながら休み休み前進です。 茶そばの鉄板焼きも食べました。下関辺りって、瓦そばが有名なんですね。 出てきましたトンネルが。ご存知の通り、これ、苦手です。音が全方向から聞こえてきて、トラックも車も一体どこから来てるのかが分からなーい!トンネルに入る前に、全ライトをつけて全速力で突っ走ります。 風に吹き飛ばされながら、防府市の毛利氏邸にも寄ってみました。なんと立派な門!自転車がちっちゃく見えます。 借景も見事な広々した日本庭園の中のベンチに一人座って静かな午後を過ごします。 向かい風で疲れた足を、でっかい畳の大広間で伸ばしてみました。でも向こうの殿様の席まで、ホラ、まだこーんなに遠い。(失礼!笑)昼寝したかったけどそこはぐっと押さえて我慢。 古い建物や製品には本当に魅力的なデザインが多くて、今見ても斬新な物がたくさんあります。私には雲の様に見えた模様のこのふすまも素敵でした。 つまらない一日とか、つまらない人生っていうのは、自分自身が作り出すもの。そしてその反対もそうです。面白い一日やワクワクする人生っていうのも自分で作り出すものなんです。私は断然後者が好きです。特に甘いものが加わると更にイイ人生だ!みなさんは、どうですか?

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  • 47日目 関門海峡の海の中をくぐって門司港から下関へ!

    Jun 16 • ブログ • 198 Views

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    とうとう九州にお別れの時が来ました。門司港は北九州市にある、大正時代のレトロな町並みが素敵な港町。ヨーロッパの雰囲気が漂う赤煉瓦の建物や情緒たっぷりの駅など、散歩しながらちょっと外国にいるかの様な気分になれるとても気持ちのいい街です。 海から吹く強い風の中を自転車を片手に、世界中からやってくる大きな貨物船を眺めていました。どんどん本州が近くなってきて、山口県下関市へと関門海峡を渡る時が刻々と近づきます。 「本州が見えてきたー!」不安なのに、なんだかすごくワクワクして胸が躍ってきました。 笑顔の素敵なリキシャのお兄さん達が観光客を待っていました。残念ながら私は自転車があるから、お客さんにはなれなかった。 門司港でお決まりだと言う「焼きカレー」なるものを食べてみました。なるべく九州に長く居ようと居座る私。卵とチーズがのっかったカレーが、オーブンで焼かれてグツグツ言いながら出てきました。アチッ! 門司港のレトロな町並みも素敵だったし、それぴったりなサッポロビールのレトロなポスターもよかねえ〜!あ、ちなみにここってバナナの叩き売りの発祥の地だそうですよ! スカッとするほど気持ちのいいこの青空!まるで九州が笑顔で私のことを見送ってくれているようです。 そしてとうとう関門海峡人道トンネルの入り口に到着してしまいました。車とは別に、徒歩、自転車、原付バイクのための700mくらいの海中トンネルです。徒歩の人は無料で、自転車の私は20円の通行料を払います。 向こう側へと渡る前に、トンネルの入り口で写真を撮ったりしながらベンチに座ってカメラをいじっていたら、後ろから誰かが話しかけてきました。(佐賀でもこういうのありましたよね。笑) 「自転車で旅しているんですか?」 顔を上げると、同じ方向に向かおうとしていたシルバーのベスパのお兄さんが立っていました。門司港と下関周辺の観光のお仕事をしていたことがあったらしく、このトンネルのことを軽く説明してくれました。 九州を出るのがやたら不安になっていた私の恐怖心は、トンネルの入り口でできた新しい友達のおかげで一気に吹き飛んでどこかに行ってしまいました。関門海峡のことなんかを話ながら自転車とベスパを押して歩いて行くと、福岡県と山口県の県境にさしかかりました。バッチリ写真も撮ってもらっちゃいました。 海中トンネルから出てきた後、下関の街の案内までしても

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  • 46日目 九州を出たくないっ!フレンドリーな福岡

    Jun 15 • ブログ • 131 Views

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    日本のパン屋さんでは、何にしようかといつもやたら長い時間悩みます。この日もこのパン屋さんでぐるぐる何周も歩きながら朝ご飯を選びました。こんなトトロやアンパンマンなどのかわいいキャラクターのパンが並ぶのも、日本ならではの光景。 福岡と言えば明太子が有名ですね。白いご飯が何杯もすすみますが、ここではフランスパンに明太子が載っちゃってました。 朝ご飯を終えて、北九州へと向かって走ります。文字通り、九州の一番北の端っこです。ああ、とうとう近づいてきたよ、九州の終わりが。 80kmちょっと走っていたこの日は、田んぼに水が張られ始めていました。もうすぐ田植えの季節かあ。 お茶目な道路標識を発見。コンクリに巨大な亀が!見えます? この日は日曜日だったこともあって、結構な数のサイクリストが春の陽気を楽しんでいました。宗像市の山の中を乗っていた時に、二人のサイクリストに追い越されました。登りを終えた所で待っていて下さって、おしゃべりした後にしばらく伴走することになりました。私は荷物があるのでスピードが彼らよりも遅かったのですが、ゆっくり行ってもらって山を抜け、これから先に川を渡るのに乗らなければいけない船の事や道順などを教えてくれました。北九州のサイクリストさん達、どうもありがとう!ここまでの間、本当に九州のみんなが親切でした。 見てこの一面のれんげ草!こんなに広いれんげ草の畑を見たのは初めてです。甘い香りが漂う中を子供達も遊んでいました。 私も子供の時はいっぱい摘んで遊んだな〜。 大きい国道を避けて回り道をしたお陰で、きれいな景色や鐘崎ビーチにも通りかかりました。犬を散歩していたおじさんもすぐいなくなって、私のプライベートビーチ状態。チョコレートをつまみながら太陽の下、ちょっと休憩です。 そして若戸大橋に到着。これがさっきのサイクリストさん達が言っていた場所です。この橋は自転車は禁止なので、下を行き来している3分間の渡り船に地元の人たちと乗り込みました。この赤い橋、ちょっとサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジみたいです。 みなさんもこのブログでご存知の通り、九州ではみなさんに本当に優しくしてもらいました。あまりにもいい事がありすぎたせいで、九州を出るのが実は少し怖くなってしまって、本当は、もう少しここにいたいという気持ちで一杯でした。外国に何年も住んでいたというのに、九州を出

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  • 45日目 桜おにぎり、愛情弁当、そして博多ラーメン!

    Jun 14 • ブログ • 135 Views

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    家族との時間を何日か過ごした後、再び行ってきますを言う時が来ました。今度は北の福岡市へと向かって出発進行〜!さすがに地元ではまあまあ地図なしでも結構行けました。私すごく方向音痴なもんで。 途中で、久留米市の友人宅にも寄って行きました。そしたらそこのお母さんが、なんとこんなにきれいな桜のおにぎりを作って持たせて下さったんです!私、こんなの作ったこと一回もない!人生には学ぶ事がいっぱいです。 家を再出発ということで、私の両親もお弁当を持たせてくれました。いなり寿司、卵焼き、奈良漬け、そしてウィンナー。やっぱり愛情のこもったお弁当ほどおいしいお昼ご飯はないですね。 ところで日本のお弁当は、世界に誇るお昼ご飯なんでですよ。欧米のお昼ご飯は結構簡素なもので、シンプルなジャムとピーナツバターのサンドイッチ、それとポテトチップ、とか、それと一緒に袋に生のちっちゃい人参がどっさり、またはリンゴ丸一個(むいても切ってもない)などなど。かわいい手の込んだキャラ弁なんて見せたらみんな驚愕です。 福岡市内に入る手前で、有名な太宰府天満宮にも行きました。学問の神様の菅原道真が奉られていて、いっぱい学生達が参りにきます。私ももちろん何度も参ったものです。効果は・・・あったんじゃないかな?! 参道では何人かお坊さんともすれ違いました。 太宰府天満宮で有名なのが梅が枝餅。 アツアツです。子供のころ何度これを食べたことか。でも自転車で食べにきたのは今回が初めて!いつもにも増して格段においしいよ! みなさんと一緒に、頭が良くなるようにお祈りしました。 太宰府にお参りした後は、福岡の市街地、天神のエリアへ。すごく大きなドラムの音が聞こえてきたのでそっちへ向かって自転車で乗って行くと、ジャンベのグループが街のど真ん中で演奏をしていました。子供や大人もたくさん集まってエネルギーに満ちたリズムに合わせて踊りながら聞き入っていましたよ。 日本を自転車で見て行く時にとても面白いのが、街中の古い物と新しい物のミックス。お地蔵様に誰かが雨合羽を着せてありました。気ぜわしい都会の中で、なんだかここだけすごくゆっくり時間が流れていました。 夕方にはさっきの桜のおにぎりを頂きました。あ〜なんてきれいなんでしょっ! 福岡と言えば博多ラーメンですよね!ここに来てこれは絶対はずせんばい。最近では海外でも人気急上昇中なんですよ〜!

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  • 40-44日目 おいしいホームスイートホーム、福岡県みやま市にちょっと帰る

    Jun 7 • ブログ • 124 Views

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    佐賀のボビー&ゆりさん達にお世話になった次の朝は、10時に65歳のトライアスリートである焼鳥屋さんのオーナーと、お店の前で待ち合わせ。一緒に自転車で柳川市へ鰻を食べに行こうと約束したんです。風は強かったけどすばらしい晴れの日で、青々した麦の穂が揺れる中で自転車の素晴らしさを二人で再確認しながら伴走していきました。 この日の目的地は福岡県柳川市のお隣、みやま市の実家。実は、運転免許証の更新があったんです。更新のお知らせの葉書が届いているよ、と、しばらく前に父が嬉しそうに電話してきていました。北上して行く途中に寄らないとね、と両親が私の帰りを楽しみにしていました。私も家に寄れるのはやっぱり嬉しかったです。 柳川と言えば有名なのは、北原白秋、川下り、そして鰻の蒸籠蒸し(せいろむし)。私は地元がこの隣町なので、うなぎと言えば蒸籠蒸しが当たり前なんだと思って育ちましたが、各地で違うんですよね。汁物は肝吸い。 佐賀市から一緒に乗ってきた新しいお友達と鰻を食べてお別れしてから実家へと向かいました。向かい風がすごかったので、帰ったらすぐに、こたつで寝てしまいました。母が帰ってきて突然そこに寝ている私を発見して大喜びし、すぐに父に電話。正確にいつ帰ってくるか知らせてなかったんだよね。えへへ。 帰ってきたタイミングがまた超ラッキー!!何かのお礼でもらったという霜降りステーキが家に!いやーついてるな〜〜! ところで、霜降りステーキって、日本の誇る食文化なんですよ。こんなきれいなお肉って、私が住んでいたアメリカやイギリスの肉屋で見ることは皆無でしたし、だから「霜降り」に匹敵する英語の表現も聞いた事がありません。よく知られている Kobe Beef(神戸牛)や、Wagyu(和牛)などをレストランのメニューで目にする事はありましたが、それくらい、日本の牛肉の質や名前が認められるってことですね。 いただきまーす! 家の庭には、母の牡丹が咲き始めていました。牡丹は私も大好き、特に薄いピンクのが好きだな〜! 免許の更新やら友人や家族と過ごしたりしながら何日か実家に滞在しました。その間に自転車をいじっていた私を見た父が、3月の出発時に比べて少し型についてきたな、と言っていました。ああそう言ってもらえると嬉しい、だってあの時はもう崩れ落ちるかと思うくらい私も自転車もふらふらしてたし。 友人と、八女市にラ

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  • 39-40日目 絶対ひとりぼっちにならない佐賀

    Jun 2 • ブログ • 134 Views

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    人生では、次々と物事が起き続ける日があるものです。この日、武雄市から佐賀市に向かっていた日がまさにそうで、一人旅なのに全然一人ぼっちじゃないすごい一日でした。 佐賀市へと向けて出発する自転車の準備をしていたら、旅館の方が袋一杯に入った金柑を渡して下さいました。ビタミンCがいっぱい入ってるから、日焼けした肌にもとてもいいよ、言って下さる優しい思いやり。口の中でジュワッとはじけるのが心地いい、甘酸っぱくおいしい金柑を食べながらの出発です。 出発してちょっとしてから、自転車の荷台に問題が発生してしまいました。道の横に自転車を置き、荷物を取って、修理らしき事を開始。するとすぐそこにあった家からおじさんと奥さんが出てきて、パンクでもしたの?と様子を見にやってきてくれました。私では力が足りなくて四苦八苦していた荷台を上げて、ねじを閉めるのを手伝って下さいました。 問題解決してその場を去った後、信号待ちをしていたら、一台の車が突然私にクラクションを鳴らしてきました。助手席の窓がスーっと下がると、それは先ほど手伝って下さったご夫婦でした。開いた窓から奥さんが、「がんばってね」と言って紙袋を渡して下さって、私がお礼を言うと、サーッと行ってしまいました。 突然起こったこの出来事の後、紙袋を片手に、もう片方に自転車を握ってしばらくポカンと立つ私。袋の中をのぞいてみると、そこにはいろんな素敵なお菓子が入っていました。私の一日が始まって30分の間に既に起こった事にびっくりしながらお菓子の袋を後ろの荷物に詰めます。 美しい春の麦畑を横に自転車で走っていると、前日の武雄のいちごマンからツイッターでメッセージが送られてきました。いちごマンの奥さんのお父さんの豆腐屋さんが佐賀市にあるから、そこに寄ってみたらどう?ということでした。時間もたっぷりあったし、ぜひ、と答えると、佐賀市のもう一人のツイッターの方もその豆腐屋さんに向かいますということになり、あっという間に目的地の佐賀市で待ち合わせになりました。 豆腐屋さんに向かっている途中に橋を渡っていると、橋の向こう側から、笑顔でこちらに手を振る50代前後のおじさんがいるではないですか。周りに誰もいないので、どう考えても私に手を振っているとしか考えられません。こっちこっち、と一生懸命手を振るおじさん。 「日本縦断中」という私の自転車の後ろに引っ付けてある段

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